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「ナンバンギセル」雑考


 ナンバンギセルと言う名は珍しい。
 もし、漢字で書けば「南蛮煙管」であろうか、この名からして南蛮との接触が始まった16世紀 (種子島銃到来?)頃に入ってきた外来種かと思っていた。
 しかしこの花は、どうも万葉集に詠まれているらしい。


道の辺の 尾花が下の思ひ草 今さらになど 物か思はむ(万葉集 巻10)

 芒の根に寄生すること、形が物思いに耽る姿に似ていることから多分同じものであろう。  昔の名前に戻したい思いがする。 

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